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【後悔】全館空調のメリット・デメリット【結論:注文住宅に必要なし】

施主

せっかく注文住宅建てるなら全館空調にしたいっしょ。でもネットで後悔したって声もよくみる。具体的なデメリットが知りたい。

こんな疑問に答えます。

注文住宅を建てるなら、エアコンや空気清浄機が不要でお部屋の温度や空調管理をしてくれる全館空調システムは魅力的ですよね。

全館空調はどのハウスメーカーも力を入れているシステムで実際採用してる人も多い。

テツ

しかし、全館空調システムには大きなデメリットが6個あり、我が家は採用しませんでした。

全館空調システムは、条件次第で取り付けるべきでない場合があるので、設置するか悩んでる方はぜひ最後まで読んでから検討してください。

本記事の信頼性

  1. 実際に新築で注文住宅を購入した経験を元に記事を書いてます。
  2. この記事を書いている私は、新築を買うまで3年悩んで情報を集めました。
  3. 20社以上のハウスメーカーに訪問し、30社以上から資料請求を経験しています。
目次

全館空調とは

株式会社ヤマガタヤ:http://www.zenkankucho.com/system/air.html

全館空調とは、全部屋の温度と空調を管理してくれるシステムのこと。

家中の温度を一定に保ち、綺麗な空気を維持してくれる便利なシステム。

施主

エアコンと空気清浄機の役割を担ってくれるんだね。すげえ。

テツ

良いことばかりじゃないぞ。ここからはデメリットを紹介していくよ。

全館空調のデメリット(後悔ポイント)

全館空調で後悔しそうなポイントをまとめました。

  • 導入費用が高い
  • 電気代が高い
  • 乾燥しやすい
  • フィルター掃除が面倒
  • ダクトにカビが生える可能性
  • 故障したら室内環境が一気に悪くなる

全館空調は導入費用が高い

全館空調はエアコンの3倍以上の導入費用が必要。

例えばセキスイハイムで全館空調(快適エアリー)を導入するなら、家の広さにもよりますが、80〜90万円かかります。

施主

一般的なエアコンは15〜25万円だから3倍以上の費用がかかるんだねー。

注文住宅は高い買い物なので金銭感覚が麻痺しがちですが、導入費用が3倍以上高いというのは全館空調の大きなデメリットと言えますよね。

テツ

私も全館空調に憧れてましたが、全館空調の価格を聞いて心が折れました。

全館空調は電気代が高い

全館空調を取り入れた人の後悔ポイントで最も多い口コミが「電気代が高すぎる」

施主

全館空調は導入費用も高ければ、電気代も高くなることも・・・。

必ずしも電気代が高くなるわけではありませんが、しっかり下調べをしてから後悔がないように検討しておきましょう。

また、全館空調は普通の電化製品と同じく数年すると故障します。私についた営業も、全館空調の寿命は10年前後が限度とのこと・・。

全館空調の修理代は普通のエアコンと同程度のようですが、簡単に新品に買い換えられるエアコンに比べ、全館空調はずっと使い続けないといけないというのもデメリットの1つではないでしょうか。

全館空調は乾燥しやすい

全館空調は室内が乾燥します。

全館空調を採用した同僚から聞いた話。

テツ

全館空調つけたんだよね?やっぱいいの?

同僚『快適は快適なんですけどね。ただめちゃくちゃ乾燥するんで困ってるんですよ。喉とかめっちゃ痛いっす。』

とのこと、しかも付けっぱなしで電気代は月3〜4万円とのこと。

施主

全館空調を採用するなら、一緒に加湿器が必要そうですね(汗

メンテナンスが面倒

全館空調は定期的にフィルター掃除をする必要がある。

私が全館空調を採用しなかった最大の理由は、掃除がめんどくさかったから。

私が買ったハウスメーカーが推奨する掃除頻度はガラリのフィルターが1週間に1回、大元の大きなフィルターは3ヶ月に1回の掃除が必要とのこと。

テツ

ずぼら夫婦の私たちにはムリだなと判断しました(笑

ダクトにカビが生える可能性

全館空調はダクトにカビが生える可能性があります。

https://twitter.com/FTRTpTMrf7YGeng/status/1326366364605374465

最近の全館空調システムの場合、室内に湿度が入りにくい設計になっておりダクト内にカビが生えにくい構造になっています。

しかし、最近の住宅でも断熱材の外である屋根裏や床下にダクトがある場合は要注意。

ダクト内にカビがはびこり、室内にカビを含んだ空気が侵入する可能性が・・・。

テツ

全館空調を検討するなら、ダクトがどこにつくのか営業マンに必ず確認しておきましょう。

故障したら室内環境が一気に悪くなる

全館空調は故障すると大変。

全館空調は真夏や真冬に故障すると危険。

予備でエアコンをどこかの部屋に設置していることはほぼないはずなので、室内環境が一気に悪化します。

全館空調が直るまで、避難できる部屋もないので体を壊す可能性があります。

施主

全館空調は家電なので長く使っていると普通に壊れることは頭に入れておきましょう。

全館空調のメリット

全館空調のメリットを4点紹介しますね。

  • 家中が常に均一な温度
  • ヒートショックを予防
  • 家中が常に綺麗な空気
  • スッキリ物が少なくなる

家中が常に均一な温度

全館空調なので当たり前ですが室内を常に快適な温度に保つことができます。

施主

24時間365日同じ温度で過ごすことができるから、快適だよね。

テツ

故障しない限り、家族が快適に過ごせ、寒暖による健康被害を受けないのは全館空調最大のメリットですね。

ただし、全ての部屋が同じ温度になってしまうので、暑がりと寒がりがいると全員快適に・・・とはいかないんですよね。

ヒートショックを予防

全館空調は温度差によって起きるヒートショックの予防になる。

全部屋同じ温度に設定できるので、冬場に起こりやすいヒートショックや夏場に起きやすい熱中症を防止できます。

施主

特にヒートショックは年間17,000人死亡者が出てる。これを予防できるのは大きいよね。

家中が常に綺麗な空気

全館空調は空気清浄機の働きがあります。

全部屋空気中の雑菌や埃を吸い取って綺麗な空気を保ち続けてくれます。

例えばセキスイハイムの『快適エアリー』の場合、南アルプス級の綺麗な空気にしてくれますよ。

スッキリ物が少なくなる

全館空調を採用すると、エアコンと空気清浄機が不要。

施主

ものが減るから、各部屋がスッキリして広く使えるね。

せっかく注文住宅を買うなら、スッキリ広々した空間に憧れますよね。

テツ

これだけでも採用する価値があると思って憧れていたんですけどね。デメリットが多すぎて私は見送りました。

全館空調は一部営業マンも否定的

私についてくれたセキスイハイムの営業マンも、上記のような理由から快適エアリーについては否定的でした。

営業マン

全館空調より、普通のエアコンをおすすめします。どうしても導入したいなら止めませんが・・・。

といったスタンスでした、現状普通のエアコンで何も困ってませんし、言われた通りつけなくて良かったなと思っています。

今回は注文住宅の全館空調を採用するか悩んでいる方に向けてメリットとデメリットを紹介しました。

デメリットをしっかり理解した上で全館空調を採用するか検討していただけたらと思います。

>>私が注文住宅購入時に500万円の値引きに成功した話はこちら。

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