
パナソニックホームズで注文住宅を買いたい・・・。
エアロハスをつけようか迷ってるんだよね、デメリットってあるの?
こんなエアロハス採用で後悔したくない方のために記事をまとめる。
パナソニックホームズは、エアロハスと呼ばれる全館空調システムをオプションでつけることが可能。
注文住宅を買うなら、お部屋の温度や空調管理をしてくれる「エアロハス」のような全館空調システムは魅力的。エアコンや空気清浄機が不要になることでスペースも広く使うことができるというメリットもある。
快適な温度と空気環境を実現するには、エアロハスの採用は必須といっても過言ではない。

しかし、エアロハスのような全館空調には大きなデメリットが5つあり、我が家は採用しなかった。
エアロハスは、条件次第では取り付けないほうがいい場合があるので設置するか悩んでる方はぜひ最後まで読んでから検討してほしい。
✅本記事の信頼性
- 実際に新築で注文住宅を購入した経験を元に記事を執筆。
- 新築を買うまで3年悩んで情報を収集。
- 20社以上のハウスメーカーに訪問し、30社以上から資料請求を経験。
エアロハスとは
エアロハスとは、パナソニックホームズ独自の全館空調システム。各部屋ごとに温度調節できるという大きな特徴がある。
他メーカーの全館空調システムでは、家中全ての部屋を均一な温度にしてしまうものが多い中、エアロハスの場合は部屋ごとに温度調整が可能。暑がりさんと寒がりさんどちらも我慢しなくていいのは嬉しいところ。
当然、他メーカーの全館空調と同じように、エアロハスはエアコンと空気清浄機の役割を果たしてくれる。なのでエアコンと空気清浄機を別で購入する必要はなく、その分スペースが確保できるのは地味に嬉しい。
特にパナソニックホームズのエアロハスの場合、微細なホコリや花粉を99.97%室内に入れないので、24時間清潔かつ快適な空間を作ることが可能。
ただし、素晴らしいメリットがある中デメリットもある。私は花粉症で注文住宅を建てるならエアロハスのような全館空調は必須と思ってましたが、メリット以上にデメリットが目に付き不採用にした。
ここからはエアロハスのデメリットはどんなものがあるのか紹介していく。
エアロハスのデメリット5選
- 導入費用が高い
- ダクトにカビが生える可能性がある
- エアロハス用にスペースが必要
- エアロハスが壊れると室内環境が最悪に・・
- 運転音が気になる
我が家が全館空調を採用しなかった理由も含めて1つずつ解説していく。
エアロハスは導入費用が高い
パナソニックホームズでエアロハスを取り付ける場合の価格は家の大きさにもよりますが、およそ250万円必要。
一般的なエアコンの場合15〜25万円なので、高いエアコンを4台買ったとしてもエアロハスの半額以下で導入できてしまう。
注文住宅は建築費用が高額で、金銭感覚が麻痺しがち。導入金額が150万円以上高いというのはエアロハスの大きなデメリットといえるだろう。
私は全館空調に憧れていましたが、営業マンから価格を聞いて心が折れました。笑
余談だが、家自体の価格を値引き交渉することで、全館空調を採用する余裕を作り出すこともできる。値引き交渉の方法が気になる方は「私がセキスイハイムで500万円値引きできた話」という記事を読んでほしい。
エアロハスはダクトにカビが生える可能性がある
エアロハスに限らず、条件次第で全館空調はダクトにはカビが生える。
ただしエアロハスの場合、換気を24時間行っておりダクト内もカビが生えにくい構造になっている。
しかし、断熱材の外である屋根裏や床下にダクトがある場合は要注意。エアロハスのダクトの配管に結露が起きカビが発生する可能性が高くなってしまうからだ。さらにそこから室内にカビを含んだ空気が蔓延してしまう可能性がある。
他にも各部位のフィルターにカビが発生する場合もある。
せっかくの注文住宅、室内がカビまみれで病気になってしまうことがあれば、大きな後悔が残ってしまう。

エアロハスを設置する予定がある方はダクトがどこにつくのか営業マンとよく話し合っておくといいですよ。
エアロハス用にスペースが必要
エアロハスはスペースを食う。
エアロハスは半畳ほどのスペースが必要。さらに扉を開け閉めを考慮すると1畳ほどになる。
冒頭にエアロハスはエアコンや空気清浄機が不要で部屋がスッキリするメリットがあると書いたが、1畳ものスペースを食ってしまうなら、そのメリットも半減してしまう。

なんならその分収納を作ったほうが室内がスッキリするかもしれない。
エアロハスが故障したら室内環境が一気に悪くなる
エアロハスは故障すると大変なことになる。
エアロハスに関わらず全館空調は真夏や真冬に故障すると危険。
エアロハス以外に予備でエアコンを設置していないと、室内環境が一気に悪化。全館空調が直るまで、避難できる部屋もないので体を壊す可能性がある。

全館空調は電化製品と同じ。長く使っていると普通に壊れるということは頭に入れておこう。
エアロハスは運転音が大きい
エアロハスは普通のエアコンよりうるさい。
私が以前パナソニックホームズのモデルハウスにいったときのこと。

変な音がずっとしてるな・・。
と思って営業に聞くとエアロハスの運転音だった。個人的にはこの音がずっと響いているには正直嫌だなと感じた。
実際にエアロハスを採用した人に話を聞くと、「各部屋にいるときは聞こえないが、エアロハス付近だと扇風機を強にしているくらいの音がするくらいで生活に支障はない」とのこと。
気になる方は一回モデルハウスに見学に行って確認してみて下さい。
エアロハスのメリット
エアロハスのメリットを5点紹介。
- 家中が常に均一な温度
- ヒートショックを予防
- メンテナンスが楽
- 家中が常に綺麗な空気
- スッキリ物が少なくなる
家中が常に均一な温度
エアロハスは全館空調なので当たり前ですが、室内を常に快適な温度に保つことが可能。

24時間365日同じ温度で過ごすことができるから、快適だよね。
エアロハスが故障しない限り、家中家族が快適に過ごせ寒暖による健康被害を受けないのは全館空調最大のメリット。
さらに、部屋ごとに基準温度から±2度までは調整可能なので体感温度の違う家族全員が快適に過ごすことができる。
ヒートショックを予防
エアロハスは温度差によって起きるヒートショックの予防になる。
全部屋同じ温度に設定できるので、冬場に起こりやすいヒートショックや夏場に起きやすい熱中症を防止できる。

特にヒートショックは年間およそ17,000人死亡者が出る。これを予防できるのは大きいよね。
家中が常に綺麗な空気
エアロハスは空気清浄機の働きがある。
当然全部屋空気中の雑菌や埃を吸い取って綺麗な空気を保ち続けてくれる。

空気中のホコリや花粉を99,97%カットしてくれますよ。これはすごい。
メンテナンスが楽
エアロハスのフィルター掃除は半年に一回と他メーカーと比べてもかなり楽。
私が全館空調を採用しなかった最大の理由は、掃除がめんどくさかったから。
私が買ったハウスメーカーが推奨する掃除頻度はガラリのフィルターが1週間に1回、大元の大きなフィルターは3ヶ月に1回の掃除が必要とのこと。

ずぼら夫婦の私たちにはムリだなと判断しました(笑
その点、エアロハスは6ヶ月に一回のフィルター掃除だけでOKなので非常に楽。素晴らしい。
スッキリ物が少なくなる
エアロハスを採用すると、エアコンと空気清浄機が不要。

ものが減るから、各部屋がスッキリして広く使えるね。
せっかく注文住宅を買うなら、スッキリ広々した空間にしたいと誰もが思うはず。

これだけでも採用する価値があると思って憧れていたんですけどね。デメリットが多すぎて私は見送りました。
全館空調は一部営業マンも否定的
私についた営業マンも、上記のような理由から全館空調については否定的。

全館空調よりも、普通のエアコンをおすすめします。どうしても導入したいなら止めませんが・・・。
といったスタンス。私自身現状普通のエアコンで何も困っていない。営業マンに言われた通りでつけなくても良かったなと思っている。
今回はパナソニックホームズのエアロハスの採用を悩んでいる方に向けてメリットとデメリットを紹介した。
パナソニックホームズは値引きに前向きなハウスメーカー、しっかり交渉をすることで大幅値引きが狙えます。
デメリットをしっかり理解した上で、それでもエアロハスを採用したい方は値引きを検討してもらって、エアロハス代をまかなうのもありではないでしょうか。
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