
ヘーベルハウスの坪単価っていくらなの?
特徴やヘーベルで建てるメリット・デメリットも知りたい。
今回はヘーベルハウスについて知りたいという方に向けて坪単価、特徴、メリット、デメリットを解説していきます。
ヘーベルハウスは有名ハウスメーカーの中でも、鉄骨やヘーベル板や独自の断熱材を採用するなど、特徴的なハウスメーカーで、価格も高めに設定しています。
営業マンも営業トークがうまい人が多く、自社製品に絶対の自信を持っています。
ただし、ヘーベルハウスは坪単価が高いという点以外にもデメリットがあります。
営業マンもいいし、家の性能も良さそうだから、なんとなくヘーベルハウスでいいかなと契約すると失敗してしまいます。



最後までこの記事を読んでから判断することでハウスメーカー選びで失敗する確率を減らすことができますよ。
ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)ってどんなハウスメーカー?
ヘーベルハウスは旭化成グループの住宅事業を担う事業会社。
旭化成ホームズの主力商品は、ヘーベル板を使った戸建て住宅「ヘーベルハウス」です。
社名 | 旭化成ホームズ株式会社 |
略称 | ヘーベルハウス |
設立 | 1972年11月 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビルディング |
℡ | (03)3296-3810 |
公式ページ | https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/index.html/ |
ヘーベルハウスで注文住宅を建てるメリット


ヘーベルハウス最大の特徴は住宅の様々な箇所で独自の建材を使っていること。
ヘーベルハウスは、建材の多くを自社開発しており、ほとんど他社から仕入れをしないことでコストを抑えています。
ヘーベルハウスの建材
- ヘーベルパワーボード(外壁)
- ネオマフォーム(断熱材)
- ハイパワードクロス(制震フレーム)



でも、ヘーベルハウスの坪単価は他メーカーと比べても高いよねー?
その原因は性能の高い元々高価な建材ばかりを使っているので、いくら自社製品といってもそれなりの価格になってしまうため。



ただし、ヘーベルハウスの建材は価格以上の性能があります。特徴的なものを紹介していきますね。
ヘーベルパワーボード


ヘーベルハウスの家は頑丈なヘーベルパワーボードに守られています。



ヘーベルパワーボードってなに?



ヘーベルパワーボードは、ALCと呼ばれる軽量気泡コンクリートでできた外壁のことだよ。
ヘーベルパワーボードを採用する7つのメリットを紹介します。
ヘーベルパワーボードを採用するメリット
- 外からの火に強い
- 地震時に構造体への影響が少ない
- 台風などの雨風に強い
- 雨漏りにしにくい
- 60年以上持ち堪える耐久性
- 断熱性能が高い
- 遮音性が高い
モデルルームでヘーベル板の裏側から熱を加えて表側を触る実験をやらせてもらいましたが、全く熱を感じることなく断熱性の高さを感じました。
ヘーベルパワーボードは耐久性が高く、60年以上の耐用年数があります。
よく外壁に使われるサイディングは10〜15年置きにメンテナンスが必要ですが、ヘーベルハウスは30年目に1度行えば十分とされています。
また、遮音性に関しては、モデルルームに行った日がちょうど台風の日で風も強く、雨も降ってましたが、家の中から外の音は全く聞こえませんでした。
ヘーベルハウスは遮音性が高いので、家で楽器の練習をよくする方にはピッタリなハウスメーカーですよ。
ネオマフォームと呼ばれる高性能断熱材
ネオマフォームとは旭化成(ヘーベルハウス)が自社開発した断熱材のこと。
ヘーベルハウスでしか採用できないネオマフォームは、数ある断熱材の中でもトップクラスの断熱性能を誇ります。
また、ヘーベルハウスの実験では、ネオマフォームは断熱性能が高水準のまま25年以上保つことのできることが証明されており、長く安心して使える断熱材です。



最も使用率の高い断熱材グラスウールは、カビたり、重力でずれ落ちて断熱性能が落ちる事例をよくききます。
ヘーベルハウスのネオマフォームは飛行機の断熱材にも使われているなど、採用実績は申し分ないんです。
ヘーベルハウスは標準使用で断熱性能の高いヘーベルパワーボードとネオマフォームを一体化させたものを床、壁、天井に張り巡らせているので、夏涼しく冬あたたかい快適な室内環境を作り出しています。
断熱材に関して詳しいことが気になる方はこちらの「9種類の断熱材を徹底解説」を読んでみてください。
地震に強い
ヘーベルハウスは重量鉄骨造で、そもそも地震に強い作りになっています。
更にヘーベルハウスでは標準仕様で全ての壁の中に制振装置が入っています。
この制振装置は地震の揺れを半分に抑えてくれるので、家具が落ちたり倒れてくる危険も回避できます。



南海トラフ地震も控えているので、今から住宅購入するなら最善を尽くしたいですよね。
火災に強い
ヘーベルハウスは耐火性に優れており国土交通大臣認定も取得しています。
近所の家が燃えた場合に燃え移りにくいというのは安心ですよね。
地震にも火災にも強いヘーベルハウスは建てて終わりのハウスメーカーとは違い、住んでからも安全で安心が続くという点が大きなメリットではないでしょうか。
30年間無料点検60年間の長期点検サポート
ヘーベルハウスでは30年間は無料で点検をしてくれます。
30年間は一切メンテナンス不要で費用も一切かからないのは嬉しいですね。
外壁のヘーベルパワーボードは耐久力があり、一般的なサイディング壁の家だと10年ごとに50万円〜100万円の費用が必要なところ、ヘーベルハウスの場合30年に1回で十分です。
30年目に300〜500万円くらいの費用をかけて壁や屋根の防水などのメンテナンスをすれば30年目以降も5年ごとにメンテナンスをしてくれます。



………300〜500万円……高くない?
ここが引っかかったので、私はヘーベルハウスと契約をしませんでした。
でも逆に考えると、60年間で1度しか工事をしなくていいというのは楽かもしれません。
ヘーベルハウスの特徴【デメリット編】
四角い外観
ヘーベルハウスは四角いお豆腐ハウスのような家ができあがります。
セキスイハイムもそうですが、「外観にこだわりたい。四角い家は嫌。」という方には向かないハウスメーカーになります。
間取りの制約が多い
ヘーベルハウスは他の大手メーカーと比べて間取りなどの制約が多いハウスメーカーです。
例えば天井高、標準仕様はだいたいどこのメーカーも240cmでヘーベルハウスもそうです。
しかしオプションで天井高を高くできる企業が多いのに対しヘーベルハウスはできないとのことでした。



ヘーベルハウス独自のルールが多いので、詳しくは営業マンに確認してみましょう。
ヘーベルハウスの坪単価【高い?安い?】
ヘーベルハウスの坪単価は70〜100万円程度。
ヘーベルハウスは大手ハウスメーカーの中でも、かなり高めの価格設定と言える金額でしょう。
家を建てる際の建築費用は他社との比較の際に重要になってきますよね。



ヘーベルハウスで実際に建てるとなるといくらくらいかかるのか計算してみましょう。
ヘーベルハウスで実際に家を建てるならいくらかかる?
ヘーベルハウスで実際に家を買った人の平均が坪単価85万円前後のようなので85万円、広さは注文住宅の平均38坪で計算。
☑ヘーベルハウスで家を建てるといくらかかる?
38坪✕85万円=3230万円
単純計算で3230万円と計算できましたが、オプションや住宅ローンなど諸々加味するとプラス500万円はみておくべきです。
結果として、ヘーベルハウスで38坪の家を買うなら3700万円前後はみておきましょう。
私もヘーベルハウスと契約一歩手前までいったのですが、32坪で3400万円くらいだったので上の計算はおおよそ合っていると思います。
ヘーベルハウスの値引き金額について
ヘーベルハウスは値引きに対しては消極的と言われています。
実際私も営業に値引き交渉をしてみましたが、100万円前後の値引きはありました。
しかし某大手メーカーは最大で500万円の値引きを提示してきたこともあり、ヘーベルは比較すると予算面での融通は聞きいてもらいにくい印象を受けました。
でも値引きを大幅にさせることで建物や建築業者のグレードが落とされたり、見えないところで仕様を変えられることはよくあるようです。
また元々の利益率が高くないと値引きはできないので、値引きを渋る企業の方が信頼できるのかもしれません。
値引きに関しては、他社の見積もりを集めて相場を知ることが大切です。
営業に交渉するときも他社の見積もり書がないとうまく交渉できません。
そこで見積もりの資料請求が必要になりますが、方法がわからない人はタウンライフというサイトを使うといいですよ。
月5,000人以上が利用しており、家作りをする上でタウンライフで見積もりを出すことはスタンダードになりつつあります。
完全無料で5分もあれば申し込みが完了します。
ヘーベルハウスの坪単価など特徴と評判【徹底解説】まとめ
ヘーベルハウスを他社と比べて優位なポイントは…
☑ヘーベルハウスの強み
●頑丈な壁
●断熱材が最強
●災害に強い
逆にヘーベルハウスの弱点は…
☑ヘーベルハウスの弱点
●価格が高い
●デザイン性に乏しい
●融通がききにくい
最後になりますが、ヘーベルハウスの営業マンはだいたい話しがうまく、自社商品に絶対的な自身をもっていますのでつい買ってしまいそうになりますが、一生に一度の大きな買い物。
他社と比較した上で冷静に判断していきましょう。
他社との比較はタウンライフで簡単にできます。
コメント