
インナーバルコニーをつけようか悩んでるけど、後悔するかな?
今回はこんなインナーバルコニーについての悩みに答えていく。
インナーバルコニーはデザイン性が良く、雨風を気にせず洗濯物が干せることが魅力的。また半屋外なので第二のリビングとして利用できることから採用する施主が多い人気の設備だ。

そう考えるとインナーバルコニーって素敵だね。採用しようかなー。
インナーバルコニーを採用するメリットだけを聞くと、このように採用を検討する方も多いはず。ただ、考えなしに勢いで採用すると後悔する可能性が高いので注意が必要。
今回は実際に注文住宅でインナーバルコニーを設置して後悔した私がメリット、デメリットを紹介していく。
✅本記事の信頼性
- 実際にインナーバルコニーを設置して後悔した経験を元に執筆。
- 新築を買うまで3年悩んで情報収集した経験有り。
- 20社以上のハウスメーカーに訪問し、30社以上から資料請求を経験。

後悔する?インナーバルコニーのデメリット
インナーバルコニーのデメリットを3点紹介。
- 費用が高い
- 居室の日当たりが悪い
- 雨漏りのリスクがある
費用が高い
インナーバルコニーの設置費用は通常バルコニーの2倍。
理由は以下の2つ。
- 断熱材が必要
- 屋根が必要
- 重い屋根を支えるための柱や壁が必要
インナーバルコニーの設置に必要な断熱材や屋根には当然費用がかかる。さらに重い屋根を支えるための柱や壁が必要になる可能性が高く施工費が高くなる可能性が高い。
さらにインナーバルコニーは広さに比例して施工費が高くなる。広ければ広いほどほど高くなるので注意が必要だ。
インナーバルコニーを設置した分、ローンが高くなり、返済時に後悔してしまうことも・・・。
我が家はインナーバルコニーの費用分は値引き交渉をすることによって確保した。値引き交渉の方法が気になる方は「注文住宅で500万円値引きに成功した方法」の記事を参考にしてほしい。
居室の日当たりが悪くなる
インナーバルコニーは居室の日当たり悪化の原因になる。
「高いお金を出してインナーバルコニーを設置したが後悔。部屋が暗すぎる…こんなはずじゃなかった…。」ネットではこのような口コミが多くある。
インナーバルコニーは雨などの天候に左右されることなくその空間を使うことができる。なぜなら屋根があるから。
ただし、屋根があるということはメリットばかりではなく室内が暗くなるという大きなデメリットがある。
当然だが、バルコニーは日当たりの良い南側に向かって作ることが多い。せっかく日当たりの良い南側の空間がインナーバルコニーによって暗くなるということは知っておこう。

我が家も寝室に面している部屋にインナーバルコニーを設置したが、実際少し暗い。別方向に3面窓をつけて対策はしているものの暗い。
雨漏りのリスクがある
インナーバルコニーは下階の居室への雨漏りリスクが高まる。
雨漏りの理由は下記3点。
- 経年劣化
- 地震などによるヒビ割れ
- 枯葉などのゴミが溜まることによる排水不良
せっかくの注文住宅、インナーバルコニーから雨漏りなんて起きたら後悔どころか最悪でしかない。インナーバルコニーは下が部屋になっているのが一般的。雨漏りをすると家の構造自体が傷んでしまう危険がある。
定期的にトップコートを塗り替えることで雨漏りを防ぐことはできるが、メンテナンス費用がかさむのもマイナスポイントになってしまう。
地震によるヒビ割れは防ぎようがないが、紫外線などによる経年劣化は床に敷くデッキ材で防ぐことができる。

水の排泄不良に関しては、定期的に枯葉などのゴミを捨てれるように、排水口付近のデッキ材は取り外し可能なものにしておきましょう。
インナーバルコニーを採用するメリット
インナーバルコニーを設置するメリットを4個紹介。
- 第二のリビングとして使える
- 外観がスタイリッシュ
- 突然の雨でも洗濯物が濡れない
- 陰干しができる
第二のリビングとして使える

屋根があることによって、インナーバルコニーは第二のリビングとして使うことが可能。
インナーバルコニーは屋外なので、開放的でリフレッシュする場所としては最高。広く奥行きを作れば、家庭菜園やガーデニングを楽しむ空間にもできる。趣味やリラックスの場に活用したい方は検討の価値がある設備だ。

私自身なんとなくリラックスの場になればと思っていたが、実際に住んでみると洗濯以外の用途で使っていない。明確な用途を持って設置しよう。
外観がスタイリッシュ
インナーバルコニーは飛び出しているタイプのバルコニーに比べて、家の外観がスタイリッシュでおしゃれ。

外観は好みがあるので、画像をいくつか乗せておきますね。




注文住宅は外観が気にいることも大事、インナーバルコニーの見た目が好きな方は検討してみよう。
突然の雨でも洗濯物が濡れない
インナーバルコニーなら、屋根があるので雨が降っても洗濯物が濡れにくい。
インナーバルコニー最大の強みは屋根があることで雨や雪を防げること。

我が家の場合共働きなので、突然雨が降っても対処できない。そういう意味では屋根なしバルコニーだと確実に後悔してました。
陰干しができる
衣類には陰干しを推奨する陰干しマークがある。

陰干し用の衣類に直射日光が当たると、生地が傷んだり、変色してしまう。インナーバルコニーがあることでデリケートな衣類を直射日光から守ることができる。

インナーバルコニーがあれば陰干しマークのついた衣類も安心して干せますね。
知らないと後悔する、インナーバルコニーの注意点
知っておくと後悔しない、インナーバルコニーの注意点を3点紹介。
- プライバシーの確保
- 外に出す物を片付ける収納が必須
- セカンドリビングにする場合は洗濯物干し場は別に必要
プライバシーの確保
インナーバルコニーを設置するなら、プライバシーの確保が必須。

せっかく良い雰囲気のバルコニーでくつろいでても外から丸見えだと落ち着かないよねー。
日当たりや景色の確保とのバランスが難しいですが、都心部や人通りの多い通りの場合はフェンスを高くするなどの工夫が必要。
外に出す物を片付ける収納が必須
インナーバルコニーに椅子や机などを出す場合、それを片付ける収納が必須。
台風など悪天候の場合、インナーバルコニーに物を出しっぱなしにしていると危険。
また、近所に迷惑をかけてしまうこともあるので室内やインナーバルコニー内に収納庫を設けておくと安心。

毎回片付けることを考えると、遠くない場所に収納を作るといいですよ。
セカンドリビングにする場合は洗濯物干し場は別に必要
インナーバルコニーをセカンドリビングにして、生活感を消した場合は別に洗濯物干し場が必要。
オシャレなくつろぎスペースとしてインナーバルコニーを計画しているなら、洗濯物干し場は別に決めておく必要がある。

洗濯物が干してあると生活感がでまくりだよねー。
ドラム式洗濯機や乾燥機を使うのもあり。最近は外に洗濯物を干さない人も多い。
後悔する?インナーバルコニーを設置した結果【メリット・デメリット】まとめ
今回紹介したインナーバルコニーのメリット・デメリット・注意点を振り返ります。
インナーバルコニーのメリット
- 第二のリビングとして使える
- 外観がスタイリッシュ
- 突然の雨でも洗濯物が濡れない
- 陰干しができる
インナーバルコニーのデメリット
- 費用が高い
- 居室の日当たりが悪い
- 雨漏りのリスクがある
インナーバルコニーを設置する際の注意点
- プライバシーの確保
- 外に出す物を片付ける収納が必須
- セカンドリビングにする場合は洗濯物干し場は別に必要
この記事があなたの家作りに役立てたら幸いです。

バルコニーの施工が得意なリフォーム会社を探すなら、まずは資料請求してみましょう。
インナーバルコニーの他にも「エコカラット採用するメリットとデメリット【口コミも紹介】」みたいな家に関する記事をたくさん書いているので気になる方は読んでいってくださいね。
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