大手ハウスメーカーの1つ「一条工務店」の特徴、評判について紹介します。

一条工務店ってどんなハウスメーカー?
一条工務店の価格帯ってどのあたり?
一条工務店で家を建てるなら、いくらかかるの?
この記事はこんな方に向けて書いています。
一条工務店のいい評判
まずは、一条工務店のいい評判を見ていきましょう。
☑実際に一条工務店で買った人の良い評判
●営業の知識が深い
●大容量の太陽光パネルを載せられた
●全館床暖房は手放せない
●吹き抜けを作っても寒くない
●花粉症の症状が軽減した
●メンテナンス費用がかかりにくい
建てた人の評判を見ると魅力を感じますね。
次に一条工務店のメリットを紹介していきます。
一条工務店のメリット
独自路線で高性能な木造住宅を作り続ける一条工務店。
次に他のハウスメーカーと比べてどんなメリットがあるのかを紹介していきます。
モデルルームの設備が標準オプション+金額が明確
一条工務店は大手ハウスメーカーの中でもユーザーファーストな印象です。
他のハウスメーカーでは展示場は高価なオプションだらけだったりします。
なので、標準仕様で家を建てると展示場の家と全く違うものができあがります。
一条工務店の場合、展示場の家もほぼ標準仕様で作られています。
そして基本的に値引きなどはなく、坪単価が一定なので家の大きささえ決まれば価格が見えてきます。
家のイメージも価格も「わかりやすさ」が売りの一条工務店です。
全館床暖房
冬は全館床暖房でどこの部屋にいても温かいのが特徴です。
断熱性・気密性が他のハウスメーカーよりも断トツに高いので、床暖房の性能もフルに活用できます。
ヒートショックで亡くなる方は年間1.9万人いますが、一条工務店の家では部屋毎に温度差はないのでリスクヘッジになります。
耐用年数も30年あり、ほぼメンテナンスフリーで使用できます。
超耐久・超耐震基礎
一条工務店は建築基準法上の基準以上の独自の基準を作っています。
いつ起こるかわからない大地震にも耐えれるように基礎作り、地盤改良を施工しています。
例えば、東日本大地震で周りの家が全て流されてしまっている中、一条工務店の家だけ流されなかったという実績があります。
これは、一条工務店独自の基準により基礎と建物が強固につながれていたことによる実績です。
防腐防蟻処理
一般的な木造住宅では、地面から1mまでの建物外周のみ表面塗布しているだけ。
これではシロアリ被害のリスクが数年するとでてきてしまいます。
また、処理に使われる薬液も毒性のあるものが多く、人体への悪影響も懸念されます。
一条工務店では土台から屋根破風板まで人体に無毒な薬剤を加圧注入しています。
効果は半永久的に防腐防蟻効果が持続するようです。
EPS断熱材
一条工務店では、断熱、断水性に優れたEPS断熱材で家全体を魔法瓶のように保温してくれます。
※EPS断熱材とは、グラスウールなどの綿状の断熱材とは異なり、密度の高い発泡断熱材です。グラスウールの1.5倍の断熱性能と、撥水性に優れていて50年以上経っても殆ど経年劣化しません。
素材自体が高額なため、他ハウスメーカーでは使用されることは少ないですが、(ヘーベルハウスくらい)一条工務店では自社製造することで標準装備されています。
住んでいる人のレビューを見るとわかりますが、冷暖房費が大幅に削減できるようです。
トリプル樹脂サッシ
一条工務店では「トリプル樹脂サッシ」が標準仕様です。
☑トリプル樹脂サッシの5つのメリット
①通常の窓の約5倍の断熱性能
②遮音対策最高等級の3等級
③紫外線を99%カット
④防犯フィルムと警報機が標準装備
⑤冷暖房費が通常の窓と比べ約1/2
一条工務店では、これだけのメリットがある「トリプル樹脂サッシ」が標準装備となっています。
全面ハイドロテクトタイル
新築を建てる上でネックになるのが、建てた後の維持費用。
一条工務店では半永久的にメンテナンスフリーの外壁「ハイドロテクトタイル」を採用しています。
ハイドロテクトタイルは光触媒の特性で、菌や汚れなどの有機物を分解してくれることでセルフクリーニングをしてくれます。
また、一般的な住宅では50年間で約390万円かかるといわれている外壁の修理代が、「ハイドロテクトタイル」の場合30年目のメンテナンス代60万円のみで済んでしまいます。
家は建ててからもメンテナンス代に大金がかかります。外壁メンテナンスの費用を抑えることができるのは魅力的です。
断熱性能
断熱性能とは建物から逃げる熱の割合を表します。
一条工務店は断熱性能Q値が0.98でハウスメーカーの中でもトップレベルに断熱性能の高い家と言われています。
この要因は一条工務店独自の「トリプル樹脂サッシ」「EPS断熱材」「熱交換換気装置」のおかげです。
一条工務店の悪い評判
一条工務店で実際に家を建てた人(または建てようとした人)の悪い評判を紹介します。
☑一条工務店のわるい評判
●価格が高い
●デザイン性が悪い
●オリジナル商品ばかりで融通が聞かない
●間取りの自由度が低い
特にデザインの自由度が低い、ダサいといった声が多くありました。
次に一条工務店で家を建てる具体的なデメリットを紹介します。
一条工務店の特徴【デメリット】
一条工務店は独自性の強い企業で高性能なオリジナル商品が多いのが強みですが、その強みが弱点になっている部分もあります。
自由度が少ない
基本的に一条工務店の自社商品から内装を選んでいくようになります。
キッチンや洗面台などもカラーなどは多少変えられるものの、選択肢はとても少ないです。
カラーバリエーションも少ないので他の一条工務店の家と同じような内装、外装になってしまいがちです。
他メーカーの設備も選べますが、オプション扱いになります。
例えばトイレをTOTO製品に〜など変更すると高額になってしまいます。
一条ルールで間取りの融通がきかない
一条工務店の工法は2✕4と言われる、壁で建物を支える工法です。
そのため通称「一条ルール」と呼ばれる厳しい制約があり融通がききにくいです。
例えば部屋の大きさで配置できる窓数が決まっていたり、大きなLDKを作るのは無理だったりします。
施主こだわりの間取りで。。。というわけには、なかなかいかないのが「一条工務店」です。
一条工務店はこんな方にオススメ
☑一条工務店はこんな方にオススメ
●木造住宅を検討している
●価格は多少高くても問題ない
●家自体の性能重視
●間取りやデザインの自由度はそこまで求めていない
一条工務店の坪単価【高い?安い?】
一条工務店は様々な商品があります。1つずつの坪単価目安を紹介します。
☑商品毎の坪単価表
●グランセゾン・・・75万円〜
●i-smart・・・・・・72万円〜
●i-cube ・・・・・・65万円〜
●セゾンA ・・・・・65万円〜
●セゾンF ・・・・・68万円〜
大手ハウスメーカーの中では「やや高め」の設定価格となっています。
一条工務店で実際に家を建てるなら、いくらかかる?
グランセゾンで実際に家を買った人の平均が坪単価80万円前後のようなので坪80万円、広さは注文住宅の平均38坪で計算します。
☑一条工務店で家を建てるといくらかかる?
38坪✕80万円=3,040万円
単純計算で3,040万円と計算しましたが、オプションや住宅ローンなど諸々加味すると+500万円くらいはみておくべきです。
一条工務店で38坪の家を買うなら3,600万円前後は見ておきましょう。
私が一条工務店で27坪の見積もりを出してもらったときは2,800万円の見積もりだったので上の計算はおおよそあっているように思います。
一条工務店の値引きについて
一条工務店は値引きをほとんどしないことで有名です。
また坪単価は一定なので家の大きさでしか金額の調整はできず、オプションなどで調整することもできません。
一条工務店で家を建てる場合は、最初に提示された額になると思っておきましょう。
一条工務店の坪単価などの特徴と評判【徹底解説】まとめ
他社を比べて一条工務店が優位なポイントは・・・
☑一条工務店の強み
●標準使用、金額が一定
●木造の中では地震に強い
●断熱性能がトップクラス
●購入後のメンテナンス費用が安い
一条工務店の弱点は・・・
☑一条工務店の弱点
●木造住宅の中では価格が高め
●デザイン性に乏しい
●融通が非常にききにくい
一条工務店は商品の性能が非常によく、ハウスメーカーを選ぶ上で候補に入れるユーザーは多いと思います。
しかし、何を重視するかは個人個人で違うので他社としっかり比較した上で判断することで失敗や後悔のリスクを減らすことができます。
他社との比較は一括資料請求がベストですが、「タウンライフ(ハウスメーカーへ1括資料請求)」を使えば簡単にできますよ。
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