
モデルハウスでよく見るピットリビングかっこええ・・・。でも後悔したくない。実際採用した人からデメリットが聞きたい。
こんなピットリビングについて悩んでいる人の疑問に答えていく。
『ピットリビング』や『ダウンフロア』とは、床を1段下げるタイプのリビングのこと。



ピットリビングを採用している家の多くはリビングの床を30センチ程度下げています。
モデルハウスで採用されてることが多く、とにかくお洒落。また家族が団欒するには落ち着いた空間を作り出すことが可能。
ただ、ピットリビングには複数のデメリットがあり、知らずに採用すると後悔する結果になってしまう。
この記事を最後まで読めば、ピットリビングの後悔ポイントを把握し、採用するかどうか判断材料にすることができる。
✅本記事の信頼性
- 実際に新築で注文住宅を購入した経験を元に記事を執筆。
- 私は新築を買うまで3年悩んで情報を収集した経験あり。
- 20社以上のハウスメーカーに訪問し、30社以上から資料請求を経験。


ピットリビングのデメリット(後悔ポイント)
後悔に直結するピットリビングのデメリットを6個紹介。
- 長期優良住宅の認定がでない場合がある
- 模様替えができない
- ケガのリスクがある
- 掃除が大変
- 費用がかかる
- コンセントの設置に制限があり不便
長期優良住宅の認定がでない場合がある
ピットリビングを採用した家は、長期優良住宅認定されないことが多い。
万が一長期優良住宅の認定がおりなかった場合、税金額が大きく増えてしまうことになる。例えば、住宅ローン減税が年10万円増えたり所得税の控除の優遇がなくなってしまう。



簡単にいうと、ピットリビングを採用してしまったがために大きく損をしてしまうことになる。
ただピットリビングを採用したら絶対に長期優良住宅の認定がおりないわけではない。まずは営業マンに確認してみましょう。
「ピットリビングにしなければ減税率が高かったのに・・・」と後悔してしまうかもしれません。
模様替えができない
ピットリビングを採用するとリビングの模様替えがほぼ不可能。
ピットリビングは画像のように壁面にテレビを設置し、窪みに沿ってソファーを配置するパターンが多い。


「今の配置に飽きたから模様替えしたい・・・。」と思っても残念ながら動かしようがない。注文住宅はそこに一生住む可能性がある。
考えもなしにピットリビングにすることで模様替えができずムズムズすることになるかもしれないことは頭に入れておこう。



一生配置を変えれないので、ピットリビングにしていなければ・・と後悔する可能性があるので要注意。
ケガのリスクがある
段差や階段が多いほど、怪我のリスクは高くなる。
お年寄りや小さい子供がいるご家庭は、少しでもリスクを減らしたいですよね。
子供は走り回ったり、飛び跳ねたり危険。ピットリビングの段差につまずいて大きなケガをするかもしれません。
さらに気をつけたいのは、お年寄り。
転んで骨折→そのまま歩けなくなる→それが原因で病気に・・・なんてことも・・・。



今は大丈夫でも自分や家族も歳をとっていくからねー。



その家に一生住むつもりなら、ピットリビングはケガのリスクがあることを頭に入れておきましょう。
掃除がしにくい
ピットリビングが掃除しにくい理由を2つ紹介。
- お掃除ロボットが使えない
- 埃がたまりやすい
私の中でピットリビング最大のデメリットは、ルンバなどのお掃除ロボットが使えないということ。なのでピットリビングを採用すると、毎日掃除機で掃除しないといけなくなってしまう。



リビングの掃除面倒い・・・。ピットリビングなんて採用しなければ・・・。と絶対後悔する自信がある。マジで。
しかも、ピットリビングを採用した人に話を聞くと「段差の角に埃が溜まりやすい」とのこと。自分にはムリだ・・・。
コンセントの設置に制限があり不便
ピットリビングの段差にはコンセントを設置できない場合が多い。
このような口コミをよく見かけます。
コンセント場所は注文住宅後悔ポイントの上位に入ってくる問題なので、意識したいところ。



せっかくおしゃれなピットリビングを採用しても、延長コードが目立つと一気にダサくなるよね。
注文住宅のコンセント位置で後悔したくない人は合わせて読んでみてね
費用がかかる
ピットリビングを導入するには高額な費用がかかる。
私は住宅展示場回りをしていたとき、「このピットリビングっていくらかかるんですか?」と営業に聞いてたところ・・・。



このピットリビングは9畳なので、40万円前後ですね。



吉野家1,000杯分か。やめとこう。
その瞬間から、私の中でピットリビングを検討することはなくなった。多くのデメリットがあり、費用も高いピットリビング・・やはり後悔しか生み出さない気がする。
注文住宅自体の値引き交渉をすることでピットリビングの導入費用を作り出すという考え方もあります。値引き方法が気になる方は「私がセキスイハイムから500万円の値引きに成功した話」という記事を読んでほしい。
一応、ピットリビングのメリットはなんなのか確認してみましょう。
ピットリビングのメリット
ピットリビングの4つのメリットを紹介。
- 空間に広がりができる
- オシャレな空間を演出できる
- LDK空間を仕切れる
- 段差を活用できる



明確なデメリットがあった割に、メリットはフワッとしてるね・・・。
空間に広がりができる
ピットリビングを採用することで、リビング空間を広く感じることができる。
リビングの床を下げることで、天井が高く感じ開放感がアップ。



結果的にリビング空間を広く感じることができますよ。
オシャレな空間を演出できる
ピットリビングはオシャレリビングの代名詞。
ファッションにおいて、「お洒落は我慢」といいますがピットリビングも同じ。



あまりあるデメリットがあっても、オシャレなリビングにしたい!俺は後悔なんてしない。
という方は、ピットリビングを採用するのもあり。せっかくの注文住宅、満足いく家は人それぞれ違うのでオシャレ感を優先するのも間違ってません。
LDK空間を仕切れる
ピットリビングは適度な篭り感で、落ち着いた空間を演出可能。
以前、ピットリビングのモデルハウスに宿泊体験をしたときにリビングのソファーでくつろいでいると変に落ち着くことに気づいた。もしかしたらピットリビングには心理的リラックス効果があるのかもしれない。知らんけど。



壁があるわけではないんですが、段差で仕切られているのがいいんですよね。
気になる方は、ぜひピットリビングがあるモデルハウスなどで体験してみてください。
段差を活用できる
ピットリビングはホームパーティーにも最適。
大人数が家に遊びに来た時、人数が多くてソファーに座りきれないなんてことが起きるかもしれません。ピットリビングの段差に座れることは地味に便利。



うちはあまり人を呼びたくないので、そんな機会もないんですけどね。
ピットリビングを採用できるハウスメーカー
ピットリビングを採用できる6つの大手ハウスメーカーは下記。



私はセキスイハイムで注文住宅を建てたんですが、ハイムはピットリビング非対応でした。
【後悔】ダウンフロアやピットリビングのメリットとデメリットまとめ
ピットリビングのメリット、デメリットをおさらい。
ピットリビングのデメリット
- 長期有料住宅の認定がでない場合がある
- 模様替えができない
- ケガのリスクがある
- 掃除がしにくい
- 費用がかかる
- コンセントの設置に制限があり不便
ピットリビングのメリット
- 空間に広がりができる
- オシャレな空間を演出できる
- LDK空間を仕切れる
- 段差を活用できる
個人的にピットリビングはデメリットがはっきりしている割に、メリットがふわっと抽象的だったので採用する気はありませんでした。
この記事があなたの家づくりの参考になれば嬉しいです。
オシャレで人気といえば、エコカラットやインナーバルコニーについての記事も書いてます。
興味のある方は読んでみてください。


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